2010年02月27日

気象庁は

 気象庁は25日、3~5月(春)の3カ月予報と夏(6~8月)の天候見通しを

発表した。3~5月は全国的に気温が高めで、特に3月は東・西日本で暖かい

見込み。降水量は、東日本の太平洋側と西日本、沖縄・奄美地方で多い可能

性が高い。一方、夏は、沖縄・奄美では暑いが、北日本(北海道と東北)の

気温は平年並みと低めの可能性が半々と予想される。これは、現在続いてい

るエルニーニョ現象が終わり、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱い

ことなどが理由。梅雨の時期の降水量も、東・西日本の太平洋側以外は、多

めの可能性がある。やっとこれから暖かくなりますね。  


Posted by asdf1111 at 16:42サイエンス

2010年02月01日

脳科学ブーム

 世は空前の脳科学ブーム。タイトルに脳のつく書籍は、この5年間で

3000冊以上も出版された。しかし、脳に関する気になる話は、研究

結果を拡大解釈した俗説も少なくない。経済協力開発機構(OECD)

は、こうした俗説を「神経神話」と呼ぶ。典型的な例として「〈論理的

な左脳〉と〈創造的な右脳〉」というような単純な区分けと、3歳児ま

でに豊かで多様な刺激を与えた方が頭が良くなるという「3歳児神話」

の二つをあげる。テレビゲームをやり続けると、子供がキレやすく反社

会的になるという「ゲーム脳」も、神話のひとつ。「前頭葉で脳波のア

ルファ波が増え、逆にベータ波が激減するパターンは認知症と一緒」と

いうのが根拠で、教育関係者らに広く支持された。しかし、「脳科学の

真実」という著書もある「ベータ波はリラックス時にも減る。結論が先

にあってデータを使っただけで、脳活動のデータが何を示しているのか

の判断は難しい」と批判する。子供の頃は自然が一番と思いますが。  


Posted by asdf1111 at 10:56サイエンス

2010年01月15日

古代エジプト女性のメーク

古代エジプト女性のはっとするような美しい目元のメークには、悪魔

から身を守る魔よけの意味とともに、目の病気を予防する役割もあっ

た。フランスの研究チームが7日、発表した。ルーブル美術館や仏国立

研究センターのスタッフが行った研究の中心となったフィリップ・ウォ

ルター氏によると、古代エジプト人は約4000年前に、作るのに時には1

カ月もかかる鉛と鉛塩を混ぜ合わせた顔料を目の周りに塗る化粧法を生

み出した。一般的には鉛は有害であるとされているが、研究者たちは分

析化学の手法を使って、極めて少量の鉛であれば細胞は死なないことを

証明した。それどころか、一酸化窒素分子が生成され、それによって目

が細菌に侵されようとした場合などに、細菌を撃退する免疫システムが

活性化されることが分かった。昔の人は、ほんとすごいですね。  


Posted by asdf1111 at 13:06サイエンス

2009年12月12日

地球温暖化

香港島よりも大きな氷山が南極海からオーストラリア大陸に向かって漂流してい

ることが、米航空宇宙局(NASA)の衛星写真で確認された。南極海では先月

から大量の氷山流出が起きており、地球温暖化が影響しているとの指摘も出てい

る。AFP通信によると、確認された氷山は面積約140平方キロで、日本の伊

豆大島の約1.5倍、香港島の約1.7倍の大きさ。豪州南方1700キロの洋

上を漂流している。豪南極局の専門家は、「これほど巨大な氷山の漂流は恐らく

大型帆船の時代(19世紀)以来」と話している。南極海では先月中旬から大量

の氷山流出が発生、ニュージーランド方向に漂流する数百の氷山が観測されてい

た。豪南極局では「温暖化が今のまま進めば、こうした現象が続くだろう」と指

摘している。これからの地球はどうなるのか?  


Posted by asdf1111 at 13:25サイエンス

2009年11月06日

白亜紀末期ごろの化石

 白亜紀末期ごろ(6500万年前ごろ)に主に北米大陸に生息した当時最

大級の肉食恐竜、ティラノサウルス・レックスは、若い時に縄張りなど

をめぐって同種同士でけんかすることがあったようだ。米ノーザン・イ

リノイ大などの研究チームが2日までに、米モンタナ州で発見された頭骨

化石に、相手にかまれた跡とみられる穴を見つけ、国際的な学会誌に発

表した。頭骨化石は11~12歳で死んだ個体のもので、2001年に細かく割

れた状態で見つかった。時間をかけてつなぎ合わせたところ、上あごの

左側に、右側にはない穴があることが判明。コンピューターでも調べた

結果、同年代のレックスの歯形と合う穴が4カ所確認された。致命傷では

なく、治癒したとみられる。争った相手が兄弟姉妹だったか、競合する

ライバルだったかは不明だが、こうした化石が見つかるのは珍しい。現

代では、ワニのクロコダイル類で、若い個体同士がかみ合うことがある

という。大昔の地球は想像つかなうですね。  


Posted by asdf1111 at 13:31サイエンス